メタボを改善して健康を維持したいなら、少しでも意識してリコピンを摂取したいものです。
昨年、京都大学農学研究科の河田照雄教授らと日本デルモンテ、千葉県農林総合研究センターによる共同研究グループによると、脂肪肝や高中性脂肪血症などの脂質代謝異常の改善に有効な成分「13-oxo-9,11-octadecadienoicacid(13-oxo-ODA)」がトマトに含まれていることを確認し、肥満マウスを用いた実験で顕著な改善効果を得ることができたということです。この研究結果が発表され、テレビや新聞などで報じられると、たちまち一大ブームとなり、スーパーなどで生トマトやトマトジュース、トマトサプリが売り切れ・品薄状態になったのは記憶に新しいところ。
この「13-oxo-ODA(13-オキソ-ODA)」はリノール酸の一種で、高脂肪食による血中や肝臓中の中性脂肪量の上昇を抑制し、脂肪燃焼を促進させることがわかりました
1日3回の食事のたびにトマトを食べるのはなかなか難しいことですが、トマトサプリならそれらが可能です。昨年 発表された研究結果によると、トマト(生、加熱料理、ジュースなど)にはメタボ改善に有効であることがわかりました。
「13-oxo-ODA」による効果を得るためには、食事のたびにトマト2~3個、トマトジュースの場合は200mlを摂取するのが望ましいとされています。トマトには様々な栄養素が豊富に含まれ、人間の身体を健康に保ってくれる優れた食材のひとつです。
ただ、糖尿病や肥満などに効果があるということはわかっていたものの、どの成分の働きによって、どのような効果があるのかなど詳しいことはよくわかっていませんでした。つまり、中性脂肪を減少させることに役立つことがわかったということです。
メタボリックシンドロームは、中性脂肪が増加する脂質異常が一因とされ、河田教授は「トマトの成分で直接的に脂肪を燃やす効果が見られたのは初めて」と述べています。言い換えれば、これまでトマトがメタボ改善に効果的だと言われてきたのは、この「13-oxo-ODA」という成分によるものだったのです。
2013-10-03 13:07
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